お子さんの包茎や夜尿症でお困りであれば、ご相談を受けつけておりますのでお気軽にご連絡下さい。
包茎には、ペニスの皮(包皮といいます)をむいてみて、ペニスの先端の皮(包皮口)が狭いため亀頭がみえないものを真性包茎といい、亀頭が完全にみえるものを仮性包茎といいます。
また包皮口が広くても包皮と亀頭が癒着しているために完全に亀頭が見えない状態も仮性包茎です。
治療の対象になるものは真性包茎ですが、その大多数は思春期かそれまでに自然に治ってしまいます。
●尿の出が悪いーオシッコするときに包皮が風船状に膨らんだり、時間がかかったり、尿が散らばる
●ペニスの先や時に全体に赤みがでたり、痛みや膿がでたり、オシッコするときに痛がったりする
●包皮が無理にめくれてエリマキトカゲ状になったとき(嵌頓包茎)
具体的には保存療法(真性包茎を仮性包茎にする)軟膏をペニスの先につけて、包皮を時間をかけながらむいていきます。
なお、5、6歳以上で保存療法が効果ないときや、思春期以後も真性包茎のときは、手術療法を勧めます。
夜尿症とは
夜尿症とは、5歳を過ぎて睡眠中に無意識のうちにオシッコして下着や布団を濡らしてしてしまうことをいいます。
夜尿は小学校入学以後も約1割にあり、中学校入学時にも約1%みられるそうです。
基礎疾患(神経因性膀胱、膀胱尿管逆流症など)はなく、生まれてから続いている機能的な夜尿症がほとんどです。
小学校入学以後の夜尿は生活指導、治療の対象になります。夜尿症の分類として夜間多尿型、膀胱容量の少ない型(膀胱型)、そして両者がみられる混合型の三つがあげられます。
夜間多尿型は抗利尿ホルモン(夜間の尿量をおさえるホルモン)の分泌増加が不十分ために夜間に薄い尿が多く作られるため起こります。そして膀胱型は膀胱の働きが未熟なために膀胱にあまり尿がためられないタイプです。
一般検尿、起床時の尿検査、排尿日誌(一日の毎回の排尿時刻と排尿量)をつけてもらいます。
治療方針は「あせらず」「怒らず」「起こさず」の三つです。夕食後には水分をひかえ、上記のタイプにあわせて場合により薬物療法(飲み薬)を行います。